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出典 :
自作したVBAをアドインにして使う方法 #Excel - Qiita Office アドイン作成方法【C#】初心者向け #C# - Qiita リボン (XML) 項目を使用してプロジェクト リボンをカスタマイズする - Visual Studio (Windows) | Microsoft Learn
目次 :

Excelのアドイン

マクロ化した一連の処理を、Excelの機能として組み込む仕組みをアドインと呼ぶ。
これにより、マクロを組み込んでいないブックであってもマクロを用いることができる。
「アドオン」と同義であるが、Excel(を含めたMicrosoft Office全体)では呼称が「アドイン」と定められている。

アドインの作成

Excel VBAを用いる場合 (Excelアドイン)

  1. Visual Basic Editor(VBE)を開き「標準モジュール」を挿入、任意の処理を Sub プロシージャとして実装する。
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  2. Excelに戻り、ファイルをアドイン(XLAM)として保存する
    (保存された XLAM は「隠しファイル」となる点に注意。保存先フォルダとファイル名を控えておくこと。)
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  3. 「ファイル」>「オプション」を選択してオプション画面を開き、「アドイン」を選択、
    作成したアドインが「Excelアドイン」として保存されていることを確認する。
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Visual Studioを用いる場合 (COMアドイン)

Visual Studio 2022を用いて、ボタンを押すと処理を行うアドインを作成する場合の例を挙げる。

従来型のリボン(ビジュアルなデザイナー)を用いる場合

  1. 「新しいプロジェクトの作成」>「Excel VSTOアドイン」を選択する。
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    1. (「Excel VSTOアドイン」が表示されない場合)
      「さらにツールと機能をインストールする」をクリックする。
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    2. 「Office/SharePoint開発」にチェックを入れ、「変更」を押す。
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  2. リボンを追加する。
    1. ソリューション エクスプローラー上でプロジェクトを右クリック、「追加」>「新しい項目」を選択する。
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    2. 「リボン (ビジュアルなデザイナー)」を選択し、「追加」を押す。
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    3. リボンが追加され、デザイナーが表示される。
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  3. リボンにボタンを追加する。
    1. 「表示」>「ツールボックス」を選択してツールボックスを表示し、
      「Office リボン コントロール」>「Button」を「group1」の枠内にドラッグ&ドロップする。
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    2. 追加したボタン「button1」をダブルクリックする。
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    3. ボタンのClickハンドラが生成されるので、任意の処理を記述する。
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    4. プロジェクトをビルドする。

XMLリボンを用いる場合

プロジェクトの作成手順は前節 1. と共通。
  1. リボンを追加する。
    1. ソリューション エクスプローラー上でプロジェクトを右クリック、「追加」>「新しい項目」を選択する。
    2. 「リボン (XML)」を選択し、「追加」を押す。
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    3. デザイン(XML)およびコード(CS)が追加される。
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  2. リボンを有効にする。
    1. ThisAddIn クラスに CreateRibbonExtensibilityObject() メソッドを追加する。
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      ThisAddIn.cs
      protected override Microsoft.Office.Core.IRibbonExtensibility CreateRibbonExtensibilityObject() { return new Ribbon1(); }
  3. リボンにボタンを追加する。
    1. リボンのXMLファイルを開き、group タグの内部に button タグを追加する。
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    2. リボンのCSファイルを開き、アクションハンドラに任意の処理を記述する。
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  4. プロジェクトをビルドする。

アドインの追加(組み込み)

Excelアドイン

  1. 「ファイル」>「オプション」を選択してオプション画面を開き、「アドイン」を選択、
    組み込むアドインが「アクティブなアプリケーション アドイン」に存在しない場合は、「管理」で「Excel アドイン」を選択し、「設定」を押す。
    存在する場合は 4. に進む。
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  2. 組み込むアドインが「有効なアドイン」に存在する場合はチェックを入れ、「OK」を押し、4. に進む。
    存在しない場合は「参照」を押す。
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  3. アドインファイル(XLAM / XLA / XLL)を選択し、「開く」を押す。
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  4. 「ファイル」>「オプション」を選択してオプション画面を開き、「リボンのユーザー設定」を選択、
    「コマンドの選択」欄で「マクロ」を選択する。
    組み込むアドインを選択し、「追加」を押すとリボンに追加される。
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  5. 追加先のタブを開くとボタンが追加されている。ボタンを押すとマクロが実行される。
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VSTO (COMアドイン)

  1. 組み込むアドインのVSTOファイルをダブルクリックする。
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  2. 「ファイル」>「オプション」を選択してオプション画面を開き、「アドイン」を選択、
    アドインがリストに含まれていることを確認する。
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  3. リボンに「アドイン」タブとボタンが追加されている。
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